コラム PR

【イタリアのパンについて】イタリアの主食はパスタじゃなくてパン?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
今さらですが、マリトッツォはイタリアのパンですよね?
マリトッツォは日本でもブームになり、パン屋さんやコンビニなどでもよく見かけるようになりましたね。
マリトッツォはイタリアではパンというより、スイーツでしょうか。
1990年頃に起きたティラミスブームもありましたが、定期的にイタリアのスイーツブームが起きますね。
イタリアのパンってあんまりイメージできないですが、どんなものがあるんですか?

 

それでは今回はイタリアのパンについて、ご紹介しますね。

食文化もあわせて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!

イタリアの食文化

イタリアのパンについてお話する前に、イタリアの食文化について簡単に紹介します。

イタリア料理と聞くと、パスタピザイメージが強いではないでしょうか。

イタリアは日本と同じように、南北に長い国土を有しています。

そのため、北部と南部では食文化が大きく異なるのが特長です。

イタリア北部は米文化

イタリアの北部ではパスタやピザよりも、日本と同じくお米を多く消費します。

イタリア北部のピエモンテ州では、アルプス山脈の雪解け水を利用したコメ作りが盛んです。

ピエモンテ州はサッカーの強豪チーム、ユベントスのホームグラウンドがあります。

イタリアではお米をリゾットドリアにしたり、サラダのトッピングに使います。

また、イタリア北部はスイスに近いのでバターやチーズもよく食べられます。

アルプスの少女ハイジのイメージですね!

イタリア南部はオリーブ、トマト、魚介類

イタリア南部は地中海の温暖な気候を利用して、オリーブトマトの栽培が盛んです。

さらに地中海沿岸部では魚介類を使った料理が多く食べられます。

魚を一匹丸ごとトマトやオリーブなどど一緒に煮込むアクアパッツァはイタリア南部の料理です。

またパスタでいえば、アサリを使ったボンゴレや、シンプルなペペロンチーノが有名です。

ヨーロッパでは馴染みのない、タコやイカが食べられているのも特徴です。

イタリア中部は米文化

私たちがイタリア料理としてイメージが強いのは、イタリア中部です。

イタリア中部は北部と南部の食材が融合され、ピザパスタが盛んに食べられています。

都市で言うと首都のローマやフィレンツェ、美食の都とも呼ばれるボローニャがイタリア中部に含まれます。

イタリアではパンは脇役

イタリアではパンは昔から主食として食べられています。

しかし、イタリアではパンは主役というよりは、脇役の立ち位置です。

イタリアでは味の濃いパスタやリゾットと一緒に、パンを食べます。

そのため、イタリアのパンは味が薄いのが特長です。

イタリア中部にあるトスカーナ州では、いっさい塩を使わないパーネ・トスカーノというパンがあります。

パーネはイタリア語でパンの意味です。

イタリアのパンの種類

イタリアではパンの種類は3000種類を超えるとも言われています。

それではイタリアの有名なパンを4種類に厳選して紹介します!

ピザの原型!歴史が古い「フォカッチャ」

フォカッチャイタリアを代表するパンです。

小麦粉、水、塩、イースト、オリーブオイルを混ぜた生地を焼き上げて作ります。

フォカッチャの歴史は古く、古代ローマ時代に遡るとも言われています。

昔は生地を発酵させることを知らなかったので、小麦粉と水を練ったものを焼いていました。

そのため、フォカッチャの語源はイタリア語で「火で焼いたもの」です。

フォカッチャはピザの原型と言われています。

パン屋さんではオリーブの実や、ドライトマトを生地に混ぜ込んだフォカッチャをよく見かけますね!

スリッパが語源のもちもちした「チャバタ」

チャバタはイタリアではポピュラーな食事パンです。

チャバタの語源はなんと「スリッパ」ですので、平べったい楕円形の形をしています。

材料は小麦粉、水、塩、イーストだけなので、シンプルな味です。

フランスのバゲットに似ていますが、チャバタはもちもちとしています。

チャバタがもちもちしているのは、生地に含まれる水分量が多いためです。

パン職人が水の量を間違って多く入れてしまって、チャバタが誕生したという逸話が残っています。

日本でもよく見かけるサンドイッチ、パニーニはチャバタが多く使われています。

細長くカリカリとした「グリッシーニ」

グリッシーニは前菜で使われることの多い、イタリアのパンです。

細長い形状カリカリとした食感が特長で、生ハムを巻いて食べます。

生ハムを巻いて食べる以外にはクリームチーズなどでソースを作り、お好みでディップしながら食べるのもおすすめです。

グリッシーニは17世紀後半のイタリアの王様が病弱なためクラムが消化できなかったので、クラストが多いパンを焼いたのが始まりと言われています。

クラムとクラストについては、こちらの生地で紹介しています!
【フランスパンの種類が多くて困っている問題を解決!】覚えておきたいフランスパン10種
【フランスパンの種類が多くて困っている問題を解決!】覚えておきたいフランスパン10種一言でフランスパンといっても、たくさんの種類があります。それぞれの違いや特徴について、おさえておきたい有名な10種類を、パン用語とあわせて紹介します。パン用語はフランス語が多くて大変ですが、読みやすく簡単に説明しています。ぜひ覚えてくださいね。...
グリッシーニはスーパーなどでも見かけるようになりましたが、インターネットでも購入することができますよ。

イタリアではクリスマスの定番「パネトーネ」

パネトーネはイタリア北部のコモ地方を代表する天然酵母、パネトーネ種を使用したパンです。

パネトーネは卵やバターを使うリッチな生地の菓子パンで、ドライフルーツがたっぷり練り込まれています。

イタリアではクリスマスを待つアドベント(待降節)の時期に、パネトーネを食べる習慣があります。

アドベントは約1ヶ月間続くので、長い期間保存できる工夫が必要です。

パンの発酵にパネトーネ種を使うことで、水分含有量が少なくできるため長期保存が可能になります。

長期保存が可能なパネトーネ種に着目して、ロングライフなパンを製造しているのが愛知県に本社を構えるコモです。
株式会社コモ【愛知県小牧市】長期保存が可能なパントーネ種をつかったおいしいパンこの記事は株式会社コモさん紹介しています。 株式会社コモは愛知県小牧市に本社を構えるパンメーカーです。 コモのつくるパンは、パネトーネ種というイタリア産の天然酵母をつかうため、おどろくほどの長期保存が可能です。...
パネトーネはパッケージを見るだけでもワクワクしますね!

イタリア発のパンを食べて、古代ローマから続く歴史を感じよう!

今回はイタリアの食文化とパンについて紹介しました。
それぞれの国の地理や歴史が、食文化に大きく影響を与えていることを改めて実感しました。
イタリアはとても歴史の古い国ですから、今回紹介しきれなかったパンもたくさんありますよ。
日本で次のイタリアスイーツブームが起こって、まだ知らないパンがもっと身近になるとうれしいですね!
フードロス削減にご協力ください!

本記事をさいごまで読んでいただき、ありがとうございます。

おわパンBlog編集部は、現在フードロス削減に向けた取り組みに協力しております。

以下のサイトでは廃棄されてしまう食品を、割安で購入することができます。

社会貢献にもつながる、訳あり商品を購入してみてはいかがでしょうか。

【junijuni】
廃棄になってしまう訳あり商品をお得に購入できます。

【atara(アタラ)】
こちらも廃棄になってしまう商品を購入できます。

【食べチョク】
野菜や魚介類を生産者から直接を購入できる人気のサイトです。
パンも取り扱いがあることはご存知でしたか?


ランキングにも参加しています!