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【パンの材料のすべて】入れるからには意味がある!それぞれの役割もご紹介

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パン屋さんには本当にたくさんの種類のパンが並んでいますよね。
パンの種類によって材料が違うのはわかりますが、具体的にはどんな材料が使われているんでしょうか。

 

パンの材料は小麦粉、イースト、水、塩の主材料と、それ以外の副材料に分けることができます。

また、それぞれの材料にはそれぞれの役割があります。

今回はパンの主材料と副材料をまとめて紹介します。

パンの材料

パンの材料は大きく2つに分類できます。

パンには欠かせない主材料と、味付けや独特な風味などをパンに与える副材料です。

主材料と副材料を順番に紹介していきます。

パンの主材料

パンの主材料は、小麦粉、イースト、水、塩の4種類です。

言いかえると、パンはこの4つの材料だけあれば作ることができます。

主材料だけで作られたパンはリーンなパンと呼ばれ、シンプルな味が特長です。
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小麦粉

小麦粉はパンの味や風味を左右する、もっとも基本的な材料です。

パンに使用される小麦粉は、一般的には強力粉準強力粉を使います。

小麦粉は国産から外国産まで含めるとたくさんの種類があり、製粉会社やパン屋さんが独自でブレンドしています。

小麦粉以外にも、小麦を丸ごと粉にした全粒粉や、ライ麦粉、米粉が使われます。
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イースト(酵母)

イースト(酵母)はパンを膨らませる大切な材料です。

小麦粉と水を練っただけでは、ふっくらとしたパンは焼けません。

イーストは小麦粉のデンプンや、砂糖などの糖分をアルコールと炭酸ガスに分解する微生物です。

イーストの活動を発酵と呼び、炭酸ガスのおかげでパンが膨らみます。

イーストはパン作りのために培養された酵母ですが、自然界に存在する微生物(天然酵母)で発酵を行っているパン屋もあります。

パンにおいてもたいせつな主材料です。

パンにおける水の役割は以下の通りです。

・パン生地の温度や硬さを調節する
・小麦粉と混ざることでグルテンをつくる
・酵母の発酵を促す
・焼き上げるときにデンプンを膨張させる

また、水分量もパン作りには重要です。

水分量を間違えるとパサパサしていたり、ボソボソした美味しくないパンができあがります。

お酒や豆腐のおいしさも水で決まると言われますね。

はパンの味だけでなく、食感や発酵にも影響を与えます。

パンにおける塩の役割は以下の通りです。

・パンの味を決める
・グルテンを強くする
・酵母の活動を抑制する
・酵母を雑菌から守る

うどんにコシがあるのも塩のおかげです。

パンの副材料

パンの副材料とは、さきほど紹介した主材料以外の材料のことです。

副材料を使用しないリーンなパンに対して、副材料を使用したパンはリッチなパンと呼ばれます。

リッチなパンはお菓子のような甘さで、しっとり、ふっくらとした食感が特長です。

糖類

糖類は塩と同様でパンに甘みを加えるだけではなく、食感や発酵にも影響を与えます。

パンにおける糖類の役割は以下の通りです。

・パンに甘みを加える
・酵母の発酵を助ける
・パンの保湿性を高め、しっとりさせる
・パンの焼き色を強くする

 

一般的には上白糖が使われますが、糖類にはたくさんの種類があります。

グラニュー糖や黒糖、はちみつを使うことで独特の風味のパンができます。

 

油脂

パン生地に油脂を加えることで、風味よくしっとりしたパンが焼き上がります。

また油脂が水分の蒸発を妨げるため、乾燥しにくいパンになります。

パンにおける油脂の役割は以下の通りです。

・パンの風味がよくなる
・水分の蒸発を妨げ、パンの老化を遅くする
・パンが柔らかい食感になる
・パンのボリュームがアップする(窯伸びが良くなる)
・成形しやすくなる
・焼き上げたパンがスライスしやすくなる

また、パンによく使われる油脂は以下の通りです。

・バター
・マーガリン
・ショートニング
・サラダ油
・オリーブオイル

油脂も糖類と同じく、入れる種類によって味や風味が変わります。

乳製品

パン生地に乳製品を加えることで、パンの旨味がアップします。

食感はクラムのきめが細かくなることで、口当たりがよくなります。

パンにおける乳製品の役割は以下の通りです。

・パンの旨味と香りがよくなる
・パンの老化を遅らせる
・クラムのきめが細かくなる
・タンパク質などの栄養価が向上する
・焼き色が良くなる
・発酵を遅らせる

また、パンによく使われる乳製品は以下の通りです。

・牛乳
・スキムミルク(脱脂粉乳)
・ホエイパウダー
・コンデンスミルク(練乳)
・生クリーム

乳製品も他の副材料と同じく、入れる種類によって味や風味が変わります。

パン生地にを加えることで、パンの旨味と風味がよくなります。

卵をパン生地に混ぜ込むことで、白いクラムは少しだけ黄色く色付きます。

また整形後のパンの表面に刷毛で黄身を塗ることで、ツヤツヤのパンが焼き上がります。

パンにおける卵の役割は以下の通りです。

・パンの旨味と風味がよくなる
・パンの栄養価が向上する
・パンの表面にツヤを出す
・老化を遅らせる

卵は完全栄養食品と呼ばれるほど栄養価が高くバランスの取れた優秀な食品です。

卵はサンドイッチのフィリングとしてよく使われます。

東海地方のモーニングではトーストとゆで卵の組み合わせは定番ですね

フィリング

フィリングはパンの中身のことです。

あんパンではあんこが、クリームパンではカスタードクリームがフィリングです。

大げさな表現ではなくフィリングには無限の種類があるので、パン屋さんの腕の見せどころです。

その他の材料

パンの副材料として、他にもさまざまな材料を使います。

すべてを紹介することはできないので、ほんの一部を紹介します。

・ナッツ(アーモンド、くるみ)
・ドライフルーツ(レーズン、イチジク、オレンジの皮)
・ハーブやスパイス(ローズマリー、シナモン)
・チーズ

ここで紹介した材料はフィリングではなく、生地に練り込んで使います。

パン=主材料+副材料

今回はパンの材料について紹介しました。

今回紹介した材料でほぼ全てのパンが作れる

小麦粉、イースト、水、塩の主材料は、パンの土台になる不可欠な材料

主材料に副材料を組み合わせることで、バリエーション豊かなパンが完成する

それぞれの材料には、それぞれの役割があるんですね。
副材料を入れることで良くなることもあれば、悪くなってしまうこともあります。
それぞれの役割を理解することが大切なんですね。

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