ブリオッシュとは
ブリオッシュは牛乳、卵、砂糖、バターを使用した、黄色いパンです。
水の代わりに牛乳を使って生地を捏ねます。
パンの中でも副材料（牛乳、卵、砂糖、バター）の割合が多く、ケーキに近いパンです。
バターの豊かな香りと砂糖の甘い味、ふわふわな口溶けがとても人気があります。
デニッシュとブリオッシュは使用する材料が似ています。
デニッシュはバターを折り込んで層を作るため、サクサクした食感が特長です。
ブリオッシュの発祥
ブリオッシュはフランス北部にある、ノルマンディー地域が発祥です。
16世紀ごろに誕生したと言われています。
ブリオッシュの名称は諸説ありますが、ノルマン語で捏ねるを意味する言葉＜brier＞が語源とされています。
当時はブリオッシュは食事ではなく、お菓子として食べられていました。
ブリオッシュとマリーアントワネット
フランス生まれのブリオッシュには、マリーアントワネットとの間に逸話があります。
マリーアントワネットは18世紀のフランス国王、ルイ16世の妻です。
フランスで革命が起こる前、貧困に耐えていた民衆に対してこんな発言をしました。
「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」
このお菓子というのは、ブリオッシュを指しています。
ブリオッシュの美味しい食べ方
ブリオッシュは牛乳、卵、砂糖、バターを使った生地のため、そのまま食べても充分に味わいのあるパンです。
フランスでは朝食にカフェオレと一緒に、クロワッサンかブリオッシュをいただくのが定番です。
フランスではお菓子として考えられていたブリオッシュは、クリームやジャムとよく合います。
イタリア生まれのマリトッツォもブリオッシュに似たパンに、たっぷりのクリームを組み合わせたパンです。
ブリオッシュを少しトーストすると、バターの芳醇な香りがより楽しめます。
ブリオッシュの保存方法
ブリオッシュは涼しい場所で保管し、できるだけ早めに食べきりましょう。
食べきれない場合は、冷凍することで長期保存できます。
ブリオッシュを1個ずつラップで包むか、保存袋に入れて速やかに冷凍します。
サイズが大きいブリオッシュは、スライスするなどしてサイズを小さくしてから冷凍します。
ケーキとパンの良いとこ取りのブリオッシュは、食事にもおやつにもピッタリです！
本記事をさいごまで読んでいただき、ありがとうございます。
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